たぶん、トクベツちがいな恋。
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次の日は、いつもより早起きをした。
朝は早い方だけど、それでも早めに鎌倉駅まで行こうと準備をした。
あれから1通も茶々からメッセージやメールは届かないし、電話がかかってくることもない。少し心配だったけど、鎌倉駅に着いたら茶々が来ることを信じて電車に乗る。
時間は1時間かからないくらい。品川駅で乗り換えて、大船駅まで行く。そこからJR横須賀線に乗って、鎌倉駅まで向かう。
ほんの1年前までは、東京なんて滅多に出たことなかったのに、今は住んでいたところには電車でしか行けない。
車でも行くことは可能だし、車の免許は夏のうちにとったけど、まだ車を買う余裕だってないし、必要だとも感じたことがないから、見送りにしている。そのうち必要になったら買おうと思う。
『鎌倉駅~鎌倉駅~』
懐かしい空気が、頬をくすぐった。懐かしいって言っても、ほんの1週間前には珠理の誕生日で帰ってきていたわけだけれど。
それでも、そう思ってしまうくらいには、東京の生活にも慣れてきてしまっている。
時間は、11時45分。ちゃんと余裕をもって出てこれた。
今日は東京には帰らずに、実家に泊まろうと思ったから、そのつもりで来た。
西口の改札口の近くに立って茶々を待つ。
近くにあるカフェとか空いてるといいな。そこで勉強できるから。みんなが来ないのに俺の家に連れていくわけにはいかないし、それしかないよな。
図書館…は、俺があんまり好きじゃないし。第一、茶々はココアとか、甘いものがないと勉強がはかどらない気がする。