和泉くんの考えてることはわからない。
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「えー、では早速だが、このクラスの委員を決めたいと思いまーす」
新学期一発目のHRの内容は、我が2年3組の委員決め。
ブーイングの嵐の中、担任の津田先生がへこたれずに委員の立候補者を探すこと約10分。
委員にも色んな種類があるけど、まず最初に決めるべきクラス委員すら決まっていなかった。
「これ永遠に決まんないやつだね」
「ねー。みんな目逸らしてるし」
一方私は、後ろの席の早苗とそんな話をしながらことの運びを第三者目線で眺めていた。
…そう、あくまでも "第三者目線" で。
私が委員をやるわけがないと、そういう前提で。