和泉くんの考えてることはわからない。



「おー、花宮?先生がこんなに困ってるってのに後ろ向いてお喋りか〜。余裕だなぁ?」



…それなのに、私はバッチリと津田先生のターゲットに嵌ってしまった。


目が…、笑ってない。




「や〜、この後の授業の話をね?してたんですよ〜あはは…」

「ほーう?それは真面目なことだな、花宮。よし、そんな真面目な花宮こそクラス委員にふさわしい。な?」



な?って。それ圧力ですよ、先生。


そんなことを言い返せるわけもなく、完全に私はニヤリと笑う先生の格好の餌食に。




「じゃあ女子が花宮に決まったってことは…。男子は和泉、お前がやれ」

「…は?」


そしてそして、和泉くんまでもがとばっちりを食らってしまった。



< 11 / 326 >

この作品をシェア

pagetop