和泉くんの考えてることはわからない。



「なんで俺が」

「…本当にごめんね、和泉くん」



数種類のプリントをパチパチとホチキスで止めながら、もう一度和泉くんに頭を下げる。



放課後の教室に2人きりだというドキドキよりも、和泉くんに嫌われたらどうしようというドキドキの方が今は大きかった。




「…まぁ、知らない女と委員当たるくらいなら花宮さんでよかったけど」

「え?」


けど、次の瞬間信じられない言葉が聞こえてきて。



「い、和泉くん、それ本当っ?」

「だって花宮さん、勝手に喋っててくれるし」

「…!!もう全力で喋り倒します!!」

「いや、そうは言ってないんだけど」



理由がどうであれ、和泉くんが私で良かったと思ってくれただけで十分だった。



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