天然お姫様は最強総長様!


「はぁ……りょーってば早く言ってよね~。今日は皆に紹介する日なんだよ?りょーと総長様が遅れたら示しがつかな……」


「うるせぇ。この時間が無駄だ。早くしろ。」


「なっ!?」


折角総長様が話してやってるのに、なんだその態度は!?


仮にも下っ端が、うるせぇ?無駄?早くしろ~?


それが総長様への態度ですかね!?


酷くない!?


「……早くしろってば。俺は早く行きてぇんだよ!」


制服の首の後ろ部分を掴まれてずるずる引きずられていく。


全く。りょー君には躾が必要なようだね!!


まぁ、サプライズの時に躾もしてやりますよ!







「あっ、やーっと来た!」


中に入ると既に皆集まっていて、遅れてきた私達を見ている。


「ゴメン。遅れた。」


上の階で魁が叫んできたので一応謝っておく。


遅れたのはこっちのせいだからね。ちゃんと謝らないと。


「りょー、行くよ。」

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