“あなたを愛しています”





正直、司君がフラワーデザイナーであることを隠していることは意外だった。

隠すより、むしろ自慢出来ることだと思う。

それなのに、どうして……




友達に混ざって変顔をしたり、新郎からうざいとからかわれている司君は楽しそうだったが……

私の心はズキズキと痛んでいた。

司君と恋人になれたのに、私は司君のことを何も知らない。

あなたは何をどう考えて、日々を過ごしているの?



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