白馬に乗った上司様!?
つまりこれはただのデータ整理じゃなくて、がっつり資料づくりだ。

「旭野主任もなんでこれを中村さんに頼んだかなー」

確かに手間はかかるけれど、時間さえあればそれほど難しい仕事じゃない。でも根気のない中村さんには苦手な作業なはずだ。
最初から私に指示してもらっていたら、もう少し余裕を持って進められただろう。

おかげで今日は外に行く時間も取れずに、仕事をしながらデスクでコンビニランチ。いやでもテンションが下がってしまう。

とはいえ、愚痴っていても仕事は進まない。資料室から持ってきた大量のファイルとにらめっこしながら数字の確認を続けていたら、真正面からの視線を感じて顔を上げた。

「ーーーえ?」

「え?、じゃないだろ。なんで昼休みに休憩取らずに仕事してるんだよ」

「え?あ、それは急な仕事ができちゃって‥‥って、なんで?」

「なんで!?俺はお前が労務規定で定められた休息を取らずになんで働いてるかって聞いてるんだ。その俺に『なんで?』って聞いてくるのは‥‥」

「違うっ!」
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