白馬に乗った上司様!?
素っ頓狂な声を上げた私をにこニコニコと見つめる緑ちゃんも目線を合わせる為か、しゃがみ込んでいる。
「仕事に使う資料探しにきたら、やけに乱暴に扉閉める人が来て。ちょっと注意しようと思ったら先輩なんですもん、ビックリしました」
「あ、うん。ごめんね、ちょっと動揺してて」
「みたいですね。で、誰ですか?」
「誰って、あの、何がかなーとか」
「‥‥先輩、しら切り倒せると思ってます?」
「だよねー‥‥」
5歳も年下だけどしっかりしてて仕事も出来る緑ちゃんは、たまに年上のようだ。今もそう。目だけ全く笑っていない笑顔にシラなんて切り倒せる自信はない。
「えーと‥‥聞こえてた、かな?」
「はい、全部しっかり。ですから諦めてゲロって下さい、先輩の好きな相手」
「いや、あの、好きって言うか憧れてるだけなんだけどね?」
「はい。で?」
「‥‥‥菊里課長、です」
「仕事に使う資料探しにきたら、やけに乱暴に扉閉める人が来て。ちょっと注意しようと思ったら先輩なんですもん、ビックリしました」
「あ、うん。ごめんね、ちょっと動揺してて」
「みたいですね。で、誰ですか?」
「誰って、あの、何がかなーとか」
「‥‥先輩、しら切り倒せると思ってます?」
「だよねー‥‥」
5歳も年下だけどしっかりしてて仕事も出来る緑ちゃんは、たまに年上のようだ。今もそう。目だけ全く笑っていない笑顔にシラなんて切り倒せる自信はない。
「えーと‥‥聞こえてた、かな?」
「はい、全部しっかり。ですから諦めてゲロって下さい、先輩の好きな相手」
「いや、あの、好きって言うか憧れてるだけなんだけどね?」
「はい。で?」
「‥‥‥菊里課長、です」