白馬に乗った上司様!?
という一方的で反論を許さない断定のメールだった。
当然課内は騒ついたし、私に事情を聞きに来た営業さんも数名いた。
でも、私もどうしていいのか分からないのだ。来週頼もうと思ってた資料整理はもう頼んじゃいけないのかと詰め寄るベテラン営業さんにも、今までずっとお願いしていたデータの更新だけはやってもらえないかと頭を下げる後輩営業くんにも「菊里課長に聞いてください」と答えるしか出来ない。
色々聞かれて仕事にならない状態のまま定時を過ぎて、やっとPCを終了させようとした時にもう一通、課長からのメールが届いた。
『定時後、忘れてない?』
今度は私だけに宛てたメール。たった一文の短いメールに無性に腹が立った私はそのままガンガンと乱暴にデスクを片付け、勢いだけでお店までやって来たのだ。
「詳しい説明すっ飛ばした結論だけのあんなメール、私本人さえ納得出来ないのに他の人が理解出来る訳ないじゃないですか!」
そう文句を言ってやろうと息巻いていたのに、『みやび』の前で私を待ってくれている姿を見た瞬間、気持ちは一気に萎んでしまった。
当然課内は騒ついたし、私に事情を聞きに来た営業さんも数名いた。
でも、私もどうしていいのか分からないのだ。来週頼もうと思ってた資料整理はもう頼んじゃいけないのかと詰め寄るベテラン営業さんにも、今までずっとお願いしていたデータの更新だけはやってもらえないかと頭を下げる後輩営業くんにも「菊里課長に聞いてください」と答えるしか出来ない。
色々聞かれて仕事にならない状態のまま定時を過ぎて、やっとPCを終了させようとした時にもう一通、課長からのメールが届いた。
『定時後、忘れてない?』
今度は私だけに宛てたメール。たった一文の短いメールに無性に腹が立った私はそのままガンガンと乱暴にデスクを片付け、勢いだけでお店までやって来たのだ。
「詳しい説明すっ飛ばした結論だけのあんなメール、私本人さえ納得出来ないのに他の人が理解出来る訳ないじゃないですか!」
そう文句を言ってやろうと息巻いていたのに、『みやび』の前で私を待ってくれている姿を見た瞬間、気持ちは一気に萎んでしまった。