銀髪の王太子は訳あり令嬢に愛を乞う ー 今宵、お前を必ず奪い返す
バランスを崩してスーッと床を滑り、何か壁にぶつかって倒れ込む。
「チッ、大事な商品なんだ。売る前から怪我なんかするなよ」
男のは悪態を付きながら、私の目隠しを外す。だが、腕のロープは取ってはくれなかった。
部屋の中には、私の他にも綺麗なドレスを着た令嬢が三人いて驚いた。
それに、男の発言が気になる。
男がドアの外に消えるとガチャと鍵を閉める音がして、私の横にいる栗毛の女の子が小声で話しかけてきた。
「私達、……今夜売られてしまうのよ」
目に涙を溜める彼女。
「あなたも国王陛下の命で呼ばれたの?」
優しく問い掛ければ、彼女はコクリと頷き自己紹介する。
「ええ。私はシャーロット。父は侯爵なの。宮殿に向かう途中、乗っていた馬車が襲われて……。他のふたりもそうなのよ」
「チッ、大事な商品なんだ。売る前から怪我なんかするなよ」
男のは悪態を付きながら、私の目隠しを外す。だが、腕のロープは取ってはくれなかった。
部屋の中には、私の他にも綺麗なドレスを着た令嬢が三人いて驚いた。
それに、男の発言が気になる。
男がドアの外に消えるとガチャと鍵を閉める音がして、私の横にいる栗毛の女の子が小声で話しかけてきた。
「私達、……今夜売られてしまうのよ」
目に涙を溜める彼女。
「あなたも国王陛下の命で呼ばれたの?」
優しく問い掛ければ、彼女はコクリと頷き自己紹介する。
「ええ。私はシャーロット。父は侯爵なの。宮殿に向かう途中、乗っていた馬車が襲われて……。他のふたりもそうなのよ」