銀髪の王太子は訳あり令嬢に愛を乞う ー 今宵、お前を必ず奪い返す
今度は俺が彼女の助けになってやりたいのだ。
「ほお?意中の女性がいましたか?ならば、その女性も宮殿に呼び寄せ……‼︎」
「違う。昔、俺を助けてくれた亡きレノックス公の忘れ形見の事を思い出していたんだ。とても綺麗な子だったが、恋愛感情はない」
ギリアンが勘違いしているので慌てて否定した。
「ああ……ジェイク様の命の恩人の」
レノックス公の娘の話に、こいつは沈痛な表情になる。
ギリアンはサーロンを倒す時に協力してくれて、俺がセシルに助けられたことを知っている。
「俺が今あるのは彼女のお陰だ」
「ある意味、我が国の救世主ですよね」
ギリアンが相槌を打ったその時、ドアがバンと大きく開いて近衛隊長のゴードンが入ってきた。
短い赤毛に翡翠色の瞳。体格がよく、日に焼けた肌が印象的で、筋肉隆々。
強面の顔で初対面の人間はこいつを見て怯えるが、本当は情に厚くて優しい。
「ほお?意中の女性がいましたか?ならば、その女性も宮殿に呼び寄せ……‼︎」
「違う。昔、俺を助けてくれた亡きレノックス公の忘れ形見の事を思い出していたんだ。とても綺麗な子だったが、恋愛感情はない」
ギリアンが勘違いしているので慌てて否定した。
「ああ……ジェイク様の命の恩人の」
レノックス公の娘の話に、こいつは沈痛な表情になる。
ギリアンはサーロンを倒す時に協力してくれて、俺がセシルに助けられたことを知っている。
「俺が今あるのは彼女のお陰だ」
「ある意味、我が国の救世主ですよね」
ギリアンが相槌を打ったその時、ドアがバンと大きく開いて近衛隊長のゴードンが入ってきた。
短い赤毛に翡翠色の瞳。体格がよく、日に焼けた肌が印象的で、筋肉隆々。
強面の顔で初対面の人間はこいつを見て怯えるが、本当は情に厚くて優しい。