銀髪の王太子は訳あり令嬢に愛を乞う ー 今宵、お前を必ず奪い返す
「それは、良かった。今日はお昼に陛下主催の昼食会があるので、是非参加下さい」
こちらが断る間もなく宰相は退出した。
侍従達はクレアと共に部屋の奥に行き、棚の扉を開けて箱を収納していく。
その様子を眺め、ハーッと嘆息した。
「……出来れば、どこかに逃げ出したいわ」
☆
「君は他の令嬢達を逃すために、勇敢に戦ったそうだね」
陛下がにこやかに聞いてくる。
これは……何の拷問なのだろうか?
宰相の部下が持ってきた紺のドレスに身を包み、昼食会に出席してみれば、案内された席は陛下の向かい側の席だった。
ここは主賓席。
本来なら男爵令嬢が座る場所ではない。
昼食会を主催する陛下側の席には彼の側近が並んでいる。
こちらが断る間もなく宰相は退出した。
侍従達はクレアと共に部屋の奥に行き、棚の扉を開けて箱を収納していく。
その様子を眺め、ハーッと嘆息した。
「……出来れば、どこかに逃げ出したいわ」
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「君は他の令嬢達を逃すために、勇敢に戦ったそうだね」
陛下がにこやかに聞いてくる。
これは……何の拷問なのだろうか?
宰相の部下が持ってきた紺のドレスに身を包み、昼食会に出席してみれば、案内された席は陛下の向かい側の席だった。
ここは主賓席。
本来なら男爵令嬢が座る場所ではない。
昼食会を主催する陛下側の席には彼の側近が並んでいる。