オオカミ副社長は蜜月の契りを交わしたい
顔を上ると浩太郎さんは私の唇にキスを落とした。

キスは何度もしているのに今日のキスはいつもと違う荒々しさがあった。

私の口を割って舌先が侵入すると私の歯列をなぞりかき乱した。

互いの息遣いが荒くなり、私の手に力が入る。

キスは唇から首、鎖骨……そして胸へと下りる。

彼の手と舌が私の胸に大きな刺激を与え私の体は大きく反応し、あられもない声が部屋中に響きわたる。

「恥ずかしい」と拒めば、さらに刺激を与え、「いやっ」と羞恥の声を上げると「嫌なわけないだろう?」と耳元で甘く囁かれる。

言葉よりも身体は正直で、彼に与えられる甘い刺激は足の先まで敏感に反応してまう。

息遣いも激しさを増し、スカートもいつの間にかはだけていた。

それなのに私は幸せな気持ちでいっぱいになる。

「我慢しないでもっと俺だけに声を聞かせて」

耳元で甘噛みされながら囁かれる。

「あっ……ああっ……んくっ!」

「遥……遙」

私を呼ぶ甘い声。そして彼が私の中に入ってきた。

今までにない刺激に私は浩太郎さんの体にしがみつく。

「浩太郎さん……あっ!」

「さんはいらない」

「浩太郎……好き……好き!」

「そんなこと言ったら俺……遙をめちゃくちゃにしてしまうだろ」

それでもいいと思った。

だって私はこの人が好きだから。

私たちは時間も忘れ抱き合った。
< 160 / 161 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop