嘘つきな君
「でも現地の人達は優しかったな~」
「どんなふうに?」
「なんだろうなぁ。こう……日本人にはない優しさがあるわよね」
「そ、そうなんだ」
「菜緒も結婚するなら国際結婚にしなよ。価値観変るわよ」
その言葉を聞いて、今だ!! と確信する。
慌てて持っていた箸を置いて、姿勢を正した。
そして、ポリポリときゅうりを食べ続ける仁美を真っ直ぐに見つめて口を開く。
「……あのね、仁美」
「ん~」
「言うのが遅れちゃったんだけど」
「ん~」
「付き合う事になったんだ」
「ん~? 誰が?」
「私が。か、神谷常務と」
「――……ぶほぉっっっ」
改まって言うと恥ずかしくって、目を泳がせながら意を決して告白した。
だけど、その瞬間、私の目の前にキュウリが飛んできた。
「どんなふうに?」
「なんだろうなぁ。こう……日本人にはない優しさがあるわよね」
「そ、そうなんだ」
「菜緒も結婚するなら国際結婚にしなよ。価値観変るわよ」
その言葉を聞いて、今だ!! と確信する。
慌てて持っていた箸を置いて、姿勢を正した。
そして、ポリポリときゅうりを食べ続ける仁美を真っ直ぐに見つめて口を開く。
「……あのね、仁美」
「ん~」
「言うのが遅れちゃったんだけど」
「ん~」
「付き合う事になったんだ」
「ん~? 誰が?」
「私が。か、神谷常務と」
「――……ぶほぉっっっ」
改まって言うと恥ずかしくって、目を泳がせながら意を決して告白した。
だけど、その瞬間、私の目の前にキュウリが飛んできた。