嘘つきな君
「困りますっ!! というか無理です!!」
「お前に拒否権はない。それに、これは決定事項だ」
「横暴です!」
「なんとでも言え。それに、俺はお前に相談してるんじゃない。命令してるんだ」
「パ、パワハラです!」
「はぁ?」
「っていうか、仮にですよ。百歩譲って仮に秘書課に異動になったとしても、仕事に支障が出ますっ。引き継ぎもあるし、私が一人で纏めているプロジェクトだってあるんですっ」
「安心しろ。お前一人がいなくなっても会社は回る」
サラリと猛烈に失礼な事を口走る彼を、思いっきり蹴り飛ばしたくなる。
それをグッと堪えて、自由に部屋の中を動きまわる常務を睨みつけた。
「だいたい、私秘書なんてやった事ありません。ご迷惑をかけると思いますけど」
威力があるか分からないけど、懇親の力で書類をバックに詰める彼を睨みつける。
最後の抵抗だと思って、じっと逃がさない様に彼を睨みつける。
すると、ふっと一瞬だけ口元を緩めた彼がバックを片手に私に歩み寄ってきた。
そして。
「だったら、俺が教えてやる」
私の顔に自分の顔を近づけてきて、不敵に笑った常務。
その、あまりにも近い距離に不覚にも心臓が一度大きく跳ねた。
そんな私の一瞬の隙をついたのか、突然グイッと私の腕を掴んで。
「行くぞ」
強引に連行された。
「お前に拒否権はない。それに、これは決定事項だ」
「横暴です!」
「なんとでも言え。それに、俺はお前に相談してるんじゃない。命令してるんだ」
「パ、パワハラです!」
「はぁ?」
「っていうか、仮にですよ。百歩譲って仮に秘書課に異動になったとしても、仕事に支障が出ますっ。引き継ぎもあるし、私が一人で纏めているプロジェクトだってあるんですっ」
「安心しろ。お前一人がいなくなっても会社は回る」
サラリと猛烈に失礼な事を口走る彼を、思いっきり蹴り飛ばしたくなる。
それをグッと堪えて、自由に部屋の中を動きまわる常務を睨みつけた。
「だいたい、私秘書なんてやった事ありません。ご迷惑をかけると思いますけど」
威力があるか分からないけど、懇親の力で書類をバックに詰める彼を睨みつける。
最後の抵抗だと思って、じっと逃がさない様に彼を睨みつける。
すると、ふっと一瞬だけ口元を緩めた彼がバックを片手に私に歩み寄ってきた。
そして。
「だったら、俺が教えてやる」
私の顔に自分の顔を近づけてきて、不敵に笑った常務。
その、あまりにも近い距離に不覚にも心臓が一度大きく跳ねた。
そんな私の一瞬の隙をついたのか、突然グイッと私の腕を掴んで。
「行くぞ」
強引に連行された。