嘘つきな君

世の中には、こんなに沢山の人がいるのに。

どうして真面目に働いてきた私が、こんな仕打ちを受けなきゃいけないの?

他人のせいで、どうして職を失わなきゃいけないの?

これから、どうやって生きていけばいいの?


目の前に映る、沢山のビル群。

その窓からは光が漏れていて、まだ仕事に追われているのだろうと察する。

きっとあの光の中では、何人もの人達が働いている。

嫌々働いている人だって、きっといる。

もうすぐ仕事なんて辞めてやる!! って思っている人だって沢山いるはずなのに。


どうして、私なんだ。

なんで、私なんだ。


「神様なんて、いないんだなぁ~…」


良い事していれば。

頑張れば報われるって、あの言葉。

嘘だったんだな。


だって、その言葉が本当なら。

きっと私は今頃笑って、楽しく酒を飲んでいるはずだもん。
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