ドキドキ同居しています
「須王茉莉香さん、僕と付き合ってください」


図書室で、私が押し倒したような体勢で、告白された。


「ちょっ……瀬名くん、離して。こんなとこ見られたら大変だって!」

離れようと暴れるけど、瀬名くんは離してくれない。


「こんなチャンスめったにないし、もう少しだけ……」

抱きしめる力が強くなる。


「痛っ」

え?

「どうしたの?瀬名くん」

「左手、捻挫してたみたい」
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