芸能人の彼と普通の女子高生。
でも、そんな私を無視するようしてどんどん進んでいく物語。
ずっと映像は見ているはずなのに、全然ストーリーが頭に入ってこない。
知らない間に既に終盤になっていたようだ。
物語の中心となる事件が解決し、奏大さん演じる何でも屋と名乗る夕日と、女子校生の空が二人で事務所に戻ったシーン。
何でも屋としての仕事を終えた夕日は事件が解決し空には今後はもう自分とは会う必要がないだろうと告げる。
しかし、事件を解決していくなかで段々と夕日に恋心を抱いてしまっていた空。
『夕日さん、私これからも貴方に会いたいです』
『......なんで?』
『なんでって.....』
そんな空の気持ちを知ってか知らずか、あくまで飄々とした態度を変えない夕日。
『お前は分かってないよ』
でも、その態度とは異なり夕日の声は意外にも切なそうなもの。
『何を、ですか....?』
『事件は無事に解決した。お前はもう普通の生活を送れる。だけど、俺はその中にいていい人間じゃない』
『.........』
『それに、お前を幸せに出来るのは俺じゃない。だからーー』
そう言いかけた夕日。
しかし空は続きを聞かずに夕日の胸へとと飛び込んでいく。
夕日は驚きつつも、優しく、しっかりと空を受け止めた。