次期社長の溺愛が凄すぎます!
「ああ、そうですね。主任って、男性に対して警戒心すごいから、隙がないですもんね」
言われて、今度は私の眉間にしわが寄る。
「別に、そんなことないと思うんだけど」
「何を言ってるんですか。女性社員がご飯誘うと、ちょっと考えてから断るけど、男性社員がご飯を誘うと、一刀両断に“行かない”って言うくせに」
「だって、行く必要なくない? だいたい、私を誘う人っていないし」
「諦めちゃったんですよ。滅多に来ない会社での飲み会ですら途中から烏龍茶飲み始めるし、二次会は絶対に来ないし。ちょっと酔わせてあわよくばを狙っていた人は、すっごいガッカリするんでわかりやすいですよ?」
それは……知らないし。でも、気を付けていたのは確かだよね。
同僚とはいえ、男の人は何を考えているのかわからないし、家族以外の前では酔いつぶれないようにしている。
「最近は本気で誘わないでしょうね。藤宮さんのスペックに叶うような社員なんてうちにはいませんもん。哀れです」
ふらふらしながら合掌する三島さんを眺めながら、残ったビールを飲み干す。
そうしてから、藤宮さんの言っていたことを思い出していた。
私は“男の言葉”を信じない。
だって……信じて傷つくくらいなら、最初から信用しない方がいいじゃない?
そんなことを思いながら、眠そうにしている三島さんに笑った。
言われて、今度は私の眉間にしわが寄る。
「別に、そんなことないと思うんだけど」
「何を言ってるんですか。女性社員がご飯誘うと、ちょっと考えてから断るけど、男性社員がご飯を誘うと、一刀両断に“行かない”って言うくせに」
「だって、行く必要なくない? だいたい、私を誘う人っていないし」
「諦めちゃったんですよ。滅多に来ない会社での飲み会ですら途中から烏龍茶飲み始めるし、二次会は絶対に来ないし。ちょっと酔わせてあわよくばを狙っていた人は、すっごいガッカリするんでわかりやすいですよ?」
それは……知らないし。でも、気を付けていたのは確かだよね。
同僚とはいえ、男の人は何を考えているのかわからないし、家族以外の前では酔いつぶれないようにしている。
「最近は本気で誘わないでしょうね。藤宮さんのスペックに叶うような社員なんてうちにはいませんもん。哀れです」
ふらふらしながら合掌する三島さんを眺めながら、残ったビールを飲み干す。
そうしてから、藤宮さんの言っていたことを思い出していた。
私は“男の言葉”を信じない。
だって……信じて傷つくくらいなら、最初から信用しない方がいいじゃない?
そんなことを思いながら、眠そうにしている三島さんに笑った。