次期社長の溺愛が凄すぎます!
***
私が構う必要も義務もないんだろうけど、藤宮さんとメールだったり、電話だったりと、やり取りすることが増えた。
父さんの退院の日は、会社まで迎えに来て実家まで送ってくれて……。
でも「今日は家族水入らずだろう?」と遠慮して帰っていく彼に、迎えに行って、送ることが目的だったと後から聞いた。
変な人だなと再認識すると同時に、ちゃんと常識は少なからずあって、優しい人なのかなと思い始めた、そんな数日後。
「いじらしいですねー。藤宮さん。せっせと主任の足になっているんですか」
ランチに誘われて……ないけど、やっぱり三島さんに連れてこられ、ロコモコを食べながら頷く。
「見返りも求められることもないし、ちょっと、良心が痛んできた」
「や―……見返りは求めているんじゃないですか? 具体的ではなさそうですけど、噂とか行動見るからに、藤宮さんって主任を好きなんじゃないですか?」
パクパク食べながら言われてスプーンを持っていた手を止めた。
「……告白はされてる」
「されてるんですか⁉ ちょっと初耳なんですけど!」
私が構う必要も義務もないんだろうけど、藤宮さんとメールだったり、電話だったりと、やり取りすることが増えた。
父さんの退院の日は、会社まで迎えに来て実家まで送ってくれて……。
でも「今日は家族水入らずだろう?」と遠慮して帰っていく彼に、迎えに行って、送ることが目的だったと後から聞いた。
変な人だなと再認識すると同時に、ちゃんと常識は少なからずあって、優しい人なのかなと思い始めた、そんな数日後。
「いじらしいですねー。藤宮さん。せっせと主任の足になっているんですか」
ランチに誘われて……ないけど、やっぱり三島さんに連れてこられ、ロコモコを食べながら頷く。
「見返りも求められることもないし、ちょっと、良心が痛んできた」
「や―……見返りは求めているんじゃないですか? 具体的ではなさそうですけど、噂とか行動見るからに、藤宮さんって主任を好きなんじゃないですか?」
パクパク食べながら言われてスプーンを持っていた手を止めた。
「……告白はされてる」
「されてるんですか⁉ ちょっと初耳なんですけど!」