次期社長の溺愛が凄すぎます!
そりゃそうだ。初めて誰かに言ったもの。
くわっと口を開け、怒るように身を乗り出した三島さんに引きながら、無言で頷く。
「あのくらいの年齢の男性が、可愛らしく告白なんて珍しいですね」
全然可愛らしくなかったと思う。どちらかというと堂々と言われた気がする。
「なら、わかりやすく付き合ってしまえばいいじゃないですか」
「藤宮さん32歳で、大企業の跡取り息子じゃない。そろそろ結婚とか視野に入れているみたいだし、私と付き合ってる暇はないと思う」
ボソボソと言い募って、またランチを食べ始めると、三島さんがあんぐりと口を開けているのが見えた。
「結婚視野に入れてるって、本人から聞いたんですか?」
「うん? まぁ、将来的には結婚して、とか言っていた気がする」
「じゃあ、主任、あなたがその嫁候補なんじゃないですか!」
どうしてそうなるの!?
目を見開いて唖然とした私に、三島さんの目が座る。
「主任。鈍感なのも大概にしておいてくださいね。主任から言うはずがないんですから、男から“いつか結婚”なんて話が出てるんでしたら、絶対にそこまで考えてますって」
くわっと口を開け、怒るように身を乗り出した三島さんに引きながら、無言で頷く。
「あのくらいの年齢の男性が、可愛らしく告白なんて珍しいですね」
全然可愛らしくなかったと思う。どちらかというと堂々と言われた気がする。
「なら、わかりやすく付き合ってしまえばいいじゃないですか」
「藤宮さん32歳で、大企業の跡取り息子じゃない。そろそろ結婚とか視野に入れているみたいだし、私と付き合ってる暇はないと思う」
ボソボソと言い募って、またランチを食べ始めると、三島さんがあんぐりと口を開けているのが見えた。
「結婚視野に入れてるって、本人から聞いたんですか?」
「うん? まぁ、将来的には結婚して、とか言っていた気がする」
「じゃあ、主任、あなたがその嫁候補なんじゃないですか!」
どうしてそうなるの!?
目を見開いて唖然とした私に、三島さんの目が座る。
「主任。鈍感なのも大概にしておいてくださいね。主任から言うはずがないんですから、男から“いつか結婚”なんて話が出てるんでしたら、絶対にそこまで考えてますって」