次期社長の溺愛が凄すぎます!
「考えてますって言われても。そもそも出会ってから、そんな日も経ってないし、つきあってもないのに? それに確か、話を振ったのは私からだったから」
そう。確かに藤宮さんからじゃなくて、私から“結婚”について聞いたんだと思う。
「主任からですか?」
びっくりしている三島さんに、ランチを食べ終わり、水を飲んでから頷いた。
「うん。私の実家も工場やっているんだよね。うちの跡取りは弟で、すでに子供もいるけど、その流れで藤宮さんもって感じに?」
藤宮さんのお見合いを阻止した時のお話だ。跡取りは大変ですねーって言っていたと思う。
「へぇええ? じゃ、主任自体も聞かれたんじゃないですか?」
「ああ。うん。昔は夢見てたなーって話して否定したと……」
あれ。そういえば私、ちゃんと藤宮さんに否定してたかな? 今は考えてないって言った記憶がないぞ。
ただ単に夢見ちゃってる系女子的に、ほわわんと語っただけの人間になっちゃうじゃないか!
青ざめていいのか赤くなっていいのかわからなくて、両手で顔を隠したら、三島さんが驚いたようだ。
「どうしたんですか。何か思い出したんですか?」
「何でもない! 何でもないんだけど、いろいろと恥ずかしいこと思い出しちゃって!」
そう。確かに藤宮さんからじゃなくて、私から“結婚”について聞いたんだと思う。
「主任からですか?」
びっくりしている三島さんに、ランチを食べ終わり、水を飲んでから頷いた。
「うん。私の実家も工場やっているんだよね。うちの跡取りは弟で、すでに子供もいるけど、その流れで藤宮さんもって感じに?」
藤宮さんのお見合いを阻止した時のお話だ。跡取りは大変ですねーって言っていたと思う。
「へぇええ? じゃ、主任自体も聞かれたんじゃないですか?」
「ああ。うん。昔は夢見てたなーって話して否定したと……」
あれ。そういえば私、ちゃんと藤宮さんに否定してたかな? 今は考えてないって言った記憶がないぞ。
ただ単に夢見ちゃってる系女子的に、ほわわんと語っただけの人間になっちゃうじゃないか!
青ざめていいのか赤くなっていいのかわからなくて、両手で顔を隠したら、三島さんが驚いたようだ。
「どうしたんですか。何か思い出したんですか?」
「何でもない! 何でもないんだけど、いろいろと恥ずかしいこと思い出しちゃって!」