次期社長の溺愛が凄すぎます!
***
「ですからぁ! どうしてそう、ほいほい人にものを買い与えるんですか!」
「俺が買い与えたいからだ。しかし“与える”は言葉が悪いな。プレゼントだと思え」
「……それ、一緒な気がします」
言い合いに疲れて、ドサッとソファーに座った。
一部始終を笑顔で見守って下さったのは、前回もお世話になった外商員の染谷さんだ。
……てか、ふたりでクリーニング屋さんにスーツを出して、映画館に行くまでは普通だった。
上映が終わって、ちょっと小腹が空いたよねって、近くのカフェでサンドイッチを食べながら、おもいっきりヒューマンドラマだった映画の話で盛り上がって、またまた『買い物に付き合ってくれ』と言うから、老舗デパートまで来たときには、少し嫌な予感はしていた。
前にも使ったデパートの裏側にあるVIP専用ルームに連れてこられ、染谷さんの営業スマイルを見たときに、嫌な予感は確信に変わる。
ズラズラとかけられたスーツ。これは男物だから、藤宮さんのものなんだと納得したけど、それに加えてワンピースやバック、アクセサリーなどの小物類。
藤宮さんがワンピースを着たら変態だから、これは明らかに違うでしょって。
沈黙が落ちると、染谷さんがそっと声をかけてくる。
「お茶をお持ちしますね」
そう言って、彼女がその場を離れると、藤宮さんは不思議そうに首を傾げた。
「ですからぁ! どうしてそう、ほいほい人にものを買い与えるんですか!」
「俺が買い与えたいからだ。しかし“与える”は言葉が悪いな。プレゼントだと思え」
「……それ、一緒な気がします」
言い合いに疲れて、ドサッとソファーに座った。
一部始終を笑顔で見守って下さったのは、前回もお世話になった外商員の染谷さんだ。
……てか、ふたりでクリーニング屋さんにスーツを出して、映画館に行くまでは普通だった。
上映が終わって、ちょっと小腹が空いたよねって、近くのカフェでサンドイッチを食べながら、おもいっきりヒューマンドラマだった映画の話で盛り上がって、またまた『買い物に付き合ってくれ』と言うから、老舗デパートまで来たときには、少し嫌な予感はしていた。
前にも使ったデパートの裏側にあるVIP専用ルームに連れてこられ、染谷さんの営業スマイルを見たときに、嫌な予感は確信に変わる。
ズラズラとかけられたスーツ。これは男物だから、藤宮さんのものなんだと納得したけど、それに加えてワンピースやバック、アクセサリーなどの小物類。
藤宮さんがワンピースを着たら変態だから、これは明らかに違うでしょって。
沈黙が落ちると、染谷さんがそっと声をかけてくる。
「お茶をお持ちしますね」
そう言って、彼女がその場を離れると、藤宮さんは不思議そうに首を傾げた。