次期社長の溺愛が凄すぎます!
「そんなに怒ることか?」

「藤宮さんは散財しすぎなんです! 前回もかなりのプレゼントしてくださったじゃないですか」

「あれは必要経費じゃないか?」

不服そうに言われてあんぐりと口を開けてしまった。

そうかもしれないけど、そうじゃないっ!

「じゃあ、ペンダントは?」

睨むと黙り込んだ。

「いいじゃないか、俺は俺で好きにプレゼントしてるだけで、実害はない」

「私の心臓に悪いです! プレゼントは心がこもっていれば、ささやかなものでもいいと思うんです。湯水のようにお金を使うのではなくて」

「先行投資だと思えばいい。予定的には、この後、今の格好だと嫌がるのは麻衣子だと思う」

予定的に、今の格好だと?

「どういうことですか?」

「とにかく、いろいろ言いたいのはわかったが、今日のところは飲み込んでくれ。染谷さんには悪いが、今回は出来るだけ低予算で納めるようにするから」

申し訳なさそうに言うから、溜め息をついた。

ここは藤宮さんの顔を立てて、私が引かなくちゃいけないらしい。

だけど、この人はどういう人なんだろう。

じゃんじゃん貢いでくれてるけど、私は貢がれるような対象じゃないでしょ。

態度からは何も読み解けないし……。
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