霧幻哀歌ー君と過ごした10 DAYSー
「行きたい、京都に」
彼等の歩んで来た軌跡を自分の目で見たかった。
そう言うとパパは満足気に笑って頷いた。
「それならすぐに支度をしなさい」
「……え?」
「出発は2日後、4泊5日楽しもう」
「…………はぃぃぃぃぃぃぃい?????」
てっきりもっと先のことだと思っていた私はフルスピードで支度をしなければならなくなった。
雨だと言うのにトラベル用のシャンプーやら歯ブラシやらを近くのモールでびしょ濡れになりながら買い揃える。
今日は夜から塾だしそれまでカフェで勉強してよう。