霧幻哀歌ー君と過ごした10 DAYSー




「日野は天然理心流試衛館って知ってるの?」


「当たり前だろう。開祖は千葉周作で実戦形式.....」


「わかった、わかった!!もういい!!」



長くなりそうだったので慌てて止めるとそうか?と言って再びブラックのホットコーヒーに口をつけた。


「私、明後日から京都旅行に行くの」

「あぁ、知ってる」


はい?

なんで知っているの?



「だって、俺の親父が誘ったからな」


ちょっと待って。


理解出来ないって言うより脳が理解することを拒んでいる。


「何で、どうして日野のお父さんと私のパパが知り合いなの?!」


そう聞くとお前知らないのか、と言わんばかりに目を見開く日野。


もう嫌だやめて、今度は何なのよ。


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