霧幻哀歌ー君と過ごした10 DAYSー
「俺の親父とお前の親父は高校の剣道部で一緒だったんだ」
………………、そんなの初めて聞いたけど!!!!!!
いや待てよ。
「…ねえ、その旅行ってもしかして……」
私がそう言うと日野の口角がニヤリと持ち上げられた。
その顔を見て私の血の気が引いて行く。
「俺も行くぞ」
最高だ。
よく考えたら明後日からはゴールデンウィークでパパや日野が着いてくるのにも納得が出来……るわけがない。
そもそもなぜ私が教師と旅行に行かなきゃいけないの。
それも日野と。
まだ国語科の山本先生とかだったら穏やかに楽しく行けただろうに。
「なんなの?この恐ろしい巡り合わせは。どこにいっても何をしてもお前に辿り着く!!ストーカーなわけ?」