霧幻哀歌ー君と過ごした10 DAYSー
「ごめんなさいね、歳三のお友達とも知らずにあんなに大騒ぎしちゃって」
申し訳なさそうに眉をハの字に寄せて謝りながらお茶を出してくれた土方の姉、のぶさん。
「そんな、謝らないでください。私も勝手に人の家に上がってしまってすいませんでした」
不可抗力だとは言えとんでもない常識知らずな事をした自分に罪悪感がジワジワと広がる。
「よっこらしょ」
二人の間に気まずい空気が流れているとジジくさい声を上げながら私の隣に土方が座った。
「あ、私は邪魔よね。何か甘いものでも買って来るからゆっくりして行ってね」
「そんなお気になさらず…」
「いいのいいの!夕飯も食べていってちょうだいね」