社長は今日も私にだけ意地悪。
「ば、馬鹿になんてしていません! どうしてそんな風に思うんですか⁉︎」
「どう考えても分かるだろ!
大体、赤字にならねえステージとか言ってたけど、ボランティアみたいなもんだろ!」
「え⁉︎ ステージに立ちたいって言ってたじゃないですか! 報酬も欲しいんですか⁉︎」
「そういうところが馬鹿にしてるのかって言ってんだよ!」
困った。馬鹿にしたつもりなんて一切なかったのだけれど、私の考えは間違っていたんだとようやく思い知る。
先程、お花見祭りの主催者である市役所に電話をした時に、隣に佐藤さんがいれば「それはやめとけ」とか言ってくれたのかもしれない。だけど彼は外出したきり戻ってこなかったから、私の提案を正してくれる人もおらず、自信満々で四人を集めてしまった。
残念だけれど、この話はなかったことにするしかなさそうだ……そう思った時。
「良いんじゃない?」
白石さんがそう言ってくれた。
いつもどこか冷たい雰囲気のある彼が、私を庇う様な発言をしてくれたのは意外だったけど、
「客層はどうあれ、市役所が主催の祭りならそれなりの動員数だろうから、大勢の前で曲を披露出来ることは事実だよ。今俺達に必要なのは細かいことにこだわることじゃないしね」
と。あくまで自分の意見を言ったに過ぎないのかもしれないけれど、私の提案に賛同してくれたのは事実だ。
「それもそうだね!」
続いて頷いたのは井ノ森さんだ。先程までは若干戸惑った表情だった彼も、今はすっかりいつもの笑顔になっていて。
「南の言う通りだよー。それに、めぇちゃんは〝一週間以内に百人以上〟っていう俺達の提案を叶えようとしてくれてるんだよ。俺達の誰一人、本気で言ってなかったあの提案を」
「え゛っ⁉︎」
「どう考えても分かるだろ!
大体、赤字にならねえステージとか言ってたけど、ボランティアみたいなもんだろ!」
「え⁉︎ ステージに立ちたいって言ってたじゃないですか! 報酬も欲しいんですか⁉︎」
「そういうところが馬鹿にしてるのかって言ってんだよ!」
困った。馬鹿にしたつもりなんて一切なかったのだけれど、私の考えは間違っていたんだとようやく思い知る。
先程、お花見祭りの主催者である市役所に電話をした時に、隣に佐藤さんがいれば「それはやめとけ」とか言ってくれたのかもしれない。だけど彼は外出したきり戻ってこなかったから、私の提案を正してくれる人もおらず、自信満々で四人を集めてしまった。
残念だけれど、この話はなかったことにするしかなさそうだ……そう思った時。
「良いんじゃない?」
白石さんがそう言ってくれた。
いつもどこか冷たい雰囲気のある彼が、私を庇う様な発言をしてくれたのは意外だったけど、
「客層はどうあれ、市役所が主催の祭りならそれなりの動員数だろうから、大勢の前で曲を披露出来ることは事実だよ。今俺達に必要なのは細かいことにこだわることじゃないしね」
と。あくまで自分の意見を言ったに過ぎないのかもしれないけれど、私の提案に賛同してくれたのは事実だ。
「それもそうだね!」
続いて頷いたのは井ノ森さんだ。先程までは若干戸惑った表情だった彼も、今はすっかりいつもの笑顔になっていて。
「南の言う通りだよー。それに、めぇちゃんは〝一週間以内に百人以上〟っていう俺達の提案を叶えようとしてくれてるんだよ。俺達の誰一人、本気で言ってなかったあの提案を」
「え゛っ⁉︎」