社長は今日も私にだけ意地悪。
「彼女のことは僕が責任を持って駅まで送っていくから大丈夫だよ」と社長が佐藤さんに言うと、佐藤さんも「そうですか⁉︎ では僕はお先に失礼します‼︎ 柳葉、くれぐれも社長に迷惑を掛けるんじゃないぞ‼︎」とやはりテンション高くそう答え、それでいて割としっかりとした足取りで彼は駅に向かっていった。
今辺りに人の気配はなく、私と社長の二人きりの状態になってしまう。
「あの……私に聞きたいことというのは?」
何となく〝嫌な予感〟がしつつそう尋ねると……その予感は的中してーー私は彼に頬をつねられた。二人きりということで、今目の前にいるのは〝優しい社長〟ではなく〝意地悪な黒い社長〟ではないかと予感していたのだ。
「ひゃ、ひゃほう?」
頬をつねられたままの状態で社長? と尋ねれば、彼は眉間に皺を寄せ、明らかに不機嫌そうな顔で、
「俺は二人きりのつもりで誘ったのに、何で他の社員が一緒に来るんだ」
と言われる。
「それは……メールで事前に伝えたじゃないですか」
「そういうことじゃなく、理由を聞いているんだ。わざわざ他の奴を連れてきた理由を」
理由……。そんなの言える訳がない。だって……。
「そんなに俺と二人きりになるのが嫌だったのか」
「ちっ、違います! そういう訳じゃありません!」
「じゃあ、飯を食った後でお持ち帰りされて襲われる心配をしたのか?」
「んなっ⁉︎ だからそうじゃなくて! 社長と一緒にいるとドキドキするーー」
って……
私今、何て言った⁉︎
恥ずかしい! 言うつもりなんてなかったのに、つい言葉に出てしまった……! 顔から火が出そうなくらいに熱い。
今辺りに人の気配はなく、私と社長の二人きりの状態になってしまう。
「あの……私に聞きたいことというのは?」
何となく〝嫌な予感〟がしつつそう尋ねると……その予感は的中してーー私は彼に頬をつねられた。二人きりということで、今目の前にいるのは〝優しい社長〟ではなく〝意地悪な黒い社長〟ではないかと予感していたのだ。
「ひゃ、ひゃほう?」
頬をつねられたままの状態で社長? と尋ねれば、彼は眉間に皺を寄せ、明らかに不機嫌そうな顔で、
「俺は二人きりのつもりで誘ったのに、何で他の社員が一緒に来るんだ」
と言われる。
「それは……メールで事前に伝えたじゃないですか」
「そういうことじゃなく、理由を聞いているんだ。わざわざ他の奴を連れてきた理由を」
理由……。そんなの言える訳がない。だって……。
「そんなに俺と二人きりになるのが嫌だったのか」
「ちっ、違います! そういう訳じゃありません!」
「じゃあ、飯を食った後でお持ち帰りされて襲われる心配をしたのか?」
「んなっ⁉︎ だからそうじゃなくて! 社長と一緒にいるとドキドキするーー」
って……
私今、何て言った⁉︎
恥ずかしい! 言うつもりなんてなかったのに、つい言葉に出てしまった……! 顔から火が出そうなくらいに熱い。