社長は今日も私にだけ意地悪。
「え〜、何で! せっかくのチャンスじゃん!」力強くそう言って彼を説得しようとしてくれるのは、さすがリーダーと言うべきか、井ノ森さんだ。感情的にならない、と決めているからあまり口を出さないようにはしているけれど、心の中では井ノ森さんの言葉に何度も首を縦に振る。
だけど彼は。
「写真撮られるのとか好きじゃねぇもん。大体、音楽と何も関係ねーじゃん」
「俺等まだ、仕事選べるような立場じゃないだろ? それに、pointって凄い有名な女性雑誌だよ? 雑誌買った女性達の間でモテモテになるかもよ?」
「別にそんなのでモテたくねぇよ」
「モテる男の言うことは違うなぁ。でも凛って、自分から好きになった女の子には振り向いてもらえないよね」
「あぁ⁉︎」
わわわ……話が脱線してきている上、木崎さんの機嫌がますます悪くなっている。
井ノ森さんもそれに気が付いてか、作戦を変更してきた。
「うぅ……この仕事で凛に注目が集まれば、俺達への仕事も増えると思うんだけどなぁ。凛はこの仕事を、チャンスを棒に振るんだ……」
わざとらしい泣き落としを始めた井ノ森さん。
うーん、言っていることはともかく、泣き真似がわざとらしすぎて、木崎さんをますます怒らせそうだけれど大丈夫なのだろうか。
という私の心配は不要だったらしく、
「ああ、もう! 仕方ねぇな! 泣くなよ! 仕事引き受けるから!」
と、木崎さんは驚きの返事をくれた。
だけど彼は。
「写真撮られるのとか好きじゃねぇもん。大体、音楽と何も関係ねーじゃん」
「俺等まだ、仕事選べるような立場じゃないだろ? それに、pointって凄い有名な女性雑誌だよ? 雑誌買った女性達の間でモテモテになるかもよ?」
「別にそんなのでモテたくねぇよ」
「モテる男の言うことは違うなぁ。でも凛って、自分から好きになった女の子には振り向いてもらえないよね」
「あぁ⁉︎」
わわわ……話が脱線してきている上、木崎さんの機嫌がますます悪くなっている。
井ノ森さんもそれに気が付いてか、作戦を変更してきた。
「うぅ……この仕事で凛に注目が集まれば、俺達への仕事も増えると思うんだけどなぁ。凛はこの仕事を、チャンスを棒に振るんだ……」
わざとらしい泣き落としを始めた井ノ森さん。
うーん、言っていることはともかく、泣き真似がわざとらしすぎて、木崎さんをますます怒らせそうだけれど大丈夫なのだろうか。
という私の心配は不要だったらしく、
「ああ、もう! 仕方ねぇな! 泣くなよ! 仕事引き受けるから!」
と、木崎さんは驚きの返事をくれた。