キミはずっと、かけがえない人
「そうだろう。だから、早く湖陵に欲しいんだよ」
社員がいる中で、その発言はちょっと困るけど……。
「専務、あとは頼んでいいか?」
「もちろんです。きちんと処分します」
「亜依さん、悪かったな」
今までの表情とは違い、優しく謝られる。
「こういう輩が出てきても、亜依さんしかおらんから。
ちなみに、今日のパーティーは本当にある。が、佑哉はもちろん出席せん。亜依さんとの約束が優先だからな」
「えっ……大丈夫なんですか?」
「大丈夫だ。まだ、佑哉の正体は明かしておらんから、公の場に出る必要はない」
あ、そうだった。
いつだかの総会で明かすって言っていたはずだし。
「亜依さんは周りを気にせず、佑哉と仲良くすればいい」
「はぁ……」
外野の目は気にはしないけど、今日の彼女はまだ諦めていない。
ものすごい目で私を睨んでいるから。