キミはずっと、かけがえない人
そう促されてリビングへ行くと、さっきまでなかった夕食が用意されていた。
いつの間に……。
そして、黒服の人たちはいなくなっていた。
何者なのか気になるけど、夕食が豪華だ。
ケータリングっていうのかな。
凄く美味しそう。
ただ、普通に2人分ぐらいあるのが気になるとこではある。
とりあえず、彼に促されるままに座る。
「飲めるだろ?」
そう言って、冷蔵庫からビールを取り出す。
だから、何で普通にそんなものまであるの。
「飲めるけど……」
ビールの缶を2本、私と彼の前に置いた。
聞きたいことはたくさんある。
ここに2人でいることさえも違和感だらけなんだ。
でも、じたばたしたところで状況は変わらないから。
今はゆっくり食べて、聞くしかない。
「じゃあ、とりあえず、再会に乾杯」
「はぁ……」