エリート社長の許嫁 ~甘くとろける愛の日々~
父がいなくなった今、これだけ技術を持った職人さんたちが残ってくれているのは、橋さんのおかげだ。

実際、他社からの引き抜きの話があった人もいたけれど、橋さんが『先代に育ててもらったんだろ』と止めてくれた。

もう一度「行ってきます」と挨拶をして、会場となる高級ホテル『アルカンシエル』に向かった。


今日のパーティは十八時から。

アルカンシエルの会場につくと、まずは、『さすがアパレル業界』とでも言いたくなるような、華やかなイブニングドレスを身に纏った女性たちが目に入る。

各社上層部の奥さまという感じの人から、娘さん?と思うような私と同じくらいの年代の人までさまざまだ。

しかしどの人も立ち居振る舞いが上品で、ドレスを着慣れているという雰囲気。

そんな中、華やかな場に参加するのが初めての私は、心臓をバクバクさせて足が動かない。
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