エリート社長の許嫁 ~甘くとろける愛の日々~
「そうそう、それ。俺は洋服専門だからよくわからないんだけど、素人目にも美しいと感動できる代物だ。こういう職人技を目の当たりにすると、日本に生まれてよかったと思うよ」


彼の言葉に感動を覚える。
峰岸織物を褒めてもらえて、胸がいっぱいだ。


「峰岸織物は他にどんなものを作ってるの?」
「はい。緞帳が自慢です。職人さんたちがすべて手作りで——」


いつの間にか、峰岸織物への愛を熱く語ってしまっていた。


「ははっ。本当に会社を愛してるんだね。急に饒舌になった」


彼は頬を緩めおかしそうに笑う。


「あっ……」


そんなつもりはなかったけれど、たしかにそうかも。
会社への想いは、どれだけ語っても尽きることはない。


「峰岸さんの情熱はよくわかった。サンプルは確認したけど、もう少し他の布地も見たい。昔ながらの伝統と、新しいものの融合ができないかなと思ってる」
「それは……」


どういうこと?
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