エリート社長の許嫁 ~甘くとろける愛の日々~
あらかじめ彼のマンションの場所を調べ、近くにスーパーがあることを知っていた私は、まずはスーパーに行き食材をそろえた。

あんな立派な会社のトップに立つ彼に、なにを作ったらいいのかなんてまったくわからない。

料理教室に通っていたことはあるけれど、フレンチのフルコースが作れるわけでもなく、しばらくスーパーで考え込んでしまった。

でも、そんなことはきっと彼だってわかっている。
ビールのおつまみより体に優しいものが作れればいいやと思いなおし、材料をかごに入れていった。


彼のマンションは小高い丘の上にあり、玄関を入る前に振り返ると、眼下に見事な夜景が広がっていて、あんぐりと口を開ける。


「すごいな……」


一ノ瀬さんはこんなに美しい光景を毎日見ているの? 

しかも、ここの最上階だと聞いている。
彼の部屋からだと、もっときれいに見えるに違いない。
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