【完】学校イチ人気者の彼は、私だけを独占したい。
痛いとこついてくるけど、そもそも先輩が私に関わってこなければいい話じゃん。
この人絶対、私のことオモチャ扱いしてるよね。
「暗くなっちゃったね。
送ろうか?」
ミア先輩がネイビー色の空と、その空に散りばめられて輝いている星を見上げながら言う。
ミア先輩は、なんか、夜と星の組み合わせみたいな人だ。
真っ暗なのにキラキラしてる。
そのキラキラに触れたらおしまいだ。
この顔でモテないわけがない。
そうやっていつも、女の子を誑かしてきたにに違いない。
「いいです、学校からお家近いんで。
近くのコンビニ寄る程度の距離です」
「そっか、ならいいや。
襲われない様に……って、そんな心配しなくても大丈夫か。
俺が帰り道送ってあげようとしても、断るような色気のない女の子だし。天沢ちゃんは」
「ミア先輩ってほんと失礼ですよね」
「可愛がってるだけ」
「……どこがですか」