【完】学校イチ人気者の彼は、私だけを独占したい。
まい実ちゃんはそれだけ言い残し、指定された自分の席へと腰を下ろす。
私も教科書を机の上に置いて、イスに腰を下ろし、肘をつけ。
授業に入る前の空いた時間は、やっぱり頭に思い浮かぶのは、ミア先輩の意地悪な顔で。
チャイムの音と同時に、先生が教室に入ってきた。
皆が挨拶する中で、私の口は動かなくて。
この時間の授業はそれどころじゃなくなっていた。
みっ、ミア先輩め~~。
出会ったあの日から、私の頭の中を独占しやがって。
これじゃあ斉藤先輩より、ミア先輩のことばかり考えている、心変わり早め女みたいじゃんか。
大丈夫、私は斉藤先輩一筋。
今日こそ斉藤先輩に話しかけて、グンッと距離を縮めなければ……っ!!