【完】学校イチ人気者の彼は、私だけを独占したい。









「で?俺の教室の前で何してるの、天沢ちゃん」



早速行動に移そうと、新記録を叩き出すほど弁当を早食いして。
食べ終えたらすぐに斉藤先輩の教室の前までやってきた。


学年が違うだけで、大人の雰囲気を漂わせる二年生の教室は、先輩を呼び出すにはものすごく勇気がいることで。


教室の前でうろちょろしていたら、引き戸が開いて、中から出てきたのはまさかまさかのミア先輩だった。



「なっ、なんでミア先輩がここに……っ」


「ん?だってここ俺のクラスだし?」


「斉藤先輩と同じ……クラス」



なぜだ、なぜなんだ神様。


どうして私の邪魔ばかりするミア先輩がよりにもよって、斉藤先輩と同じクラスなんだ。



「あっ、もしかして斉藤に用でもあるの?」


「……」


「待って、今呼ぶから」


「わーーーっ!!!!」




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