【完】学校イチ人気者の彼は、私だけを独占したい。
◇
「で?俺の教室の前で何してるの、天沢ちゃん」
早速行動に移そうと、新記録を叩き出すほど弁当を早食いして。
食べ終えたらすぐに斉藤先輩の教室の前までやってきた。
学年が違うだけで、大人の雰囲気を漂わせる二年生の教室は、先輩を呼び出すにはものすごく勇気がいることで。
教室の前でうろちょろしていたら、引き戸が開いて、中から出てきたのはまさかまさかのミア先輩だった。
「なっ、なんでミア先輩がここに……っ」
「ん?だってここ俺のクラスだし?」
「斉藤先輩と同じ……クラス」
なぜだ、なぜなんだ神様。
どうして私の邪魔ばかりするミア先輩がよりにもよって、斉藤先輩と同じクラスなんだ。
「あっ、もしかして斉藤に用でもあるの?」
「……」
「待って、今呼ぶから」
「わーーーっ!!!!」