【完】学校イチ人気者の彼は、私だけを独占したい。





「先輩の教室の前で、大胆なことする天沢ちゃんにお返し。」


「いや、いらないからそんなの!
 早く離れてください!!」


「またまたー、照れちゃって。
 天沢ちゃんって温かいね、子供体温?」


「知りませんよそんなこと!!」



廊下を歩いて、私たちの横を通りすぎていく先輩達の視線が痛い。


ただでさえ目立つミア先輩。


そんなミア先輩と距離が近い私を、睨まない女子生徒なんかいないはず。


目の前の教室の引き戸から顔を出してこちらを見ている人もいれば
その隣のクラスの引き戸から覗く者や、廊下で立ち止まる人だっていた。


みんな、私たちに注目している。


それでもミア先輩は、私を離してくれない。



「せっ、先輩!!色々と誤解されるんで離してくださいよ!!」


「いいじゃん、誤解したければご勝手に。」


「私ミア先輩のことが好きな女生徒全員から、命狙われちゃいますよ~~!!」


「そん時は俺が守ってあげるから大丈夫」


「~~っ!!」








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