【完】学校イチ人気者の彼は、私だけを独占したい。
「てっ、てっきり美秋と付き合ってるのかと思った……」
「そんなこと、あるわけないじゃないですか!やめてくださいよ変な冗談」
「いや、だってあいつ、特定の仲のいい女友達って見たことないからな……」
斉藤先輩が昇降口からグラウンドを見つめては、聞こえてくる部活生の声に混じりながら不思議なことを言う。
「んっ……んん?ミア先輩って遊び人じゃないんですか?」
「あー……まああの顔だし、女は寄ってくるだろ。
遊んではいるけど、特定の彼女は作らないんじゃないか?」
「うわ……最低」
ってことは。やっぱり遊び人なんだよミア先輩。
きっと私のことだって、からかいがいがあるから構ってるだけであって。
特別な意味なんてないんだ。
顔がいいからって、騙されないよ、私は!!