【完】学校イチ人気者の彼は、私だけを独占したい。
「あの、先輩これ」
私が斉藤先輩を好きだという証拠に、慌てて鞄から取り出したのは、いつぞやのラブレター。
それを先輩に差し出すと、斉藤先輩はゆっくりと受け取る。
「えっ、俺のこと……もしかして本気?」
「本気です。
本気と書いて本気と読むくらい、本気です。」
「あっ、ありがとう」
少し照れ臭そうな斉藤先輩。
その顔にキュンときた。
なんだろう……やっぱり私が求めていたのは
こういう甘酸っぱい恋愛なんだなって、しみじみ思う。
恥ずかしいような、甘いような、幸せすぎる恋愛独特の雰囲気に。
私も先輩も足の先から頭のてっぺんまで浸かっていると。