【完】学校イチ人気者の彼は、私だけを独占したい。
「こんな所で告白なんて。
やるねー、天沢ちゃん」
後ろから聞こえてきた、嫌味ったらしい声に反応して振り返れば。
流し目でこちらを見ているミア先輩が、私のすぐ後ろにいた。
「みっ、ミア先輩!?」
さてはミア先輩、私の告白を邪魔しにきたな……!?
咄嗟に構えて、戦闘態勢に入る。
けど、ミア先輩は私の横を呆気なく通りすぎ
校門に向かって足を動かすから、なんだか拍子抜けする。
そんなミア先輩の後ろ姿を見て、告白の邪魔をされるんじゃないかと、自意識過剰になっていた私は。
なんだか急に恥ずかしくなって、斉藤先輩に告白した時よりも顔が赤くなる。
その顔を見てもいないのに、タイミング良く振り返るミア先輩は。
「顔真っ赤だねー、天沢ちゃん。
男慣れしてない証拠だよ?」
と、ベッと舌を出してからかってきた。