【完】学校イチ人気者の彼は、私だけを独占したい。







「~~~っ!!」


怒りを(あお)る、ミア先輩の余裕そうな表情にムカついて、地団駄(じだんだ)を踏む。


やっぱりミア先輩なんか嫌いだ!!


怒りを(しず)めようと、目を斉藤先輩に向けて、好きな人で怒りの熱を冷ます。


こうなったら何がなんでもハッピーエンドを迎えて
ミア先輩に幸せな姿を見せつけてやろうと思い。


勇気を振り絞って、口を開く。



「斉藤先輩……私とデートしてくれませんか!?」


人生で初めて異性を遊びに誘った。


傷つきたくなくて、自然と閉じる目と唇は、現実から逃げようとしているのかな。


数秒経っても返事が返ってこない。


恐る恐る目を開けると。


まだ立ち止まっているミア先輩は、(つらぬ)く様な目つきでこっちを見ていた。


そんなミア先輩と私を交互に見ている斉藤先輩は、何かを思い付いた様に「いいよ」と言ってくれた。



「えっ、いいんですか!?」

「別に断る理由もないし。
 明日の放課後でいいなら、いいけど。」


「は、はい!!いつでも嬉しいです!!
 斉藤先輩の為なら、どんな予定でも先輩優先します」


「大袈裟だな……。
 それじゃまた明日」


「はい……!」






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