【完】学校イチ人気者の彼は、私だけを独占したい。
恋は盲目すぎて、ミア先輩の忠告を無視してしまった。
罰だ。
目先のことばかりに捕らわれすぎていた。
よく知りもしない好きな人のことだけを信じていた自分自身が、今になっては恥ずかしい。
斉藤先輩は、トドメの一撃を私に刺しにくる。
「俺小波のこと気に食わなかったから、あいつのお気に入りの後輩と少し遊んでやろうと思ったけど。
やっぱ色気がない女は嫌だよなー。
昇降口で告白とかありえるかつーの。」
吐き捨てる様な言い方だった。
目の前が真っ暗になっていく。
でも動けなくて、さっきから指先の震えが止まらない。
早くこの場から立ち去らなきゃいけないのに……。
なんかもう、色々ときついや。