【完】学校イチ人気者の彼は、私だけを独占したい。
◇
それから2日が経った。
確かに私は、ラブレターを先輩のシューズロッカーに入れたし。
手紙には『放課後、校舎裏で待ってます。』って、完全に告白を匂わせることを、私の名前と一緒に書いたのに。
先輩は来ない。
人通りの少ない校舎裏は、ちゃんと手入れされていないせいで、いたるところに雑草が生えて放ったらかしの状態。
そのせいで、動く度私の足を、緑がくすぐってくる。
痒いし、待っても先輩は来ないし、色々と地獄だ。
話したこがない私から告白されるのは、さすがに気持ち悪いと思ったのかな……?
ネガティブがネガティブを呼んできて、ネガティブのバーゲンセール。
売り切れごめん!の表示で、このネガティブを売りつくしてしまいたい。
「今日も来なかったか……」
私の泣きそうな顔を暴くように。夕日に照らされる放課後を迎えるのは、これで何度目だろう。
はあ……とため息を吐きながら、今日も重い足取りで帰ろうとした。
ーーが。