そのアトリエは溺愛の檻
「名前を聞かなかったことを後悔したよ。最高の一枚について考えると、あの時の女の子が思い浮かぶ。本当に撮りたい人は誰かって考えたとき思い浮かぶのが百音だった。きっと俺のミューズなんだと思った。
だから仕事選べるようになってからは人は撮らないようにしたんだ。きっと納得できないからね。だから、もし次に百音に出会えたらどんな手を使っても絶対に捕まえようと思った」
「ここは、私が近くに住んでるって知ってたの?」
「いや、あの夜の出会いは本当に偶然だったし、ポスターを見てる百音を見て夢かと思った。三年くらい前から、名前を出さずにいろんなギャラリーで小さな個展を開いてたんだ。アキだと気づかれないようにイメージも変えてさ。
それで学祭みたいに百音がふらっと立ち寄って、そこで出会えたら運命だなって」
彼の話が本当なら、あの出会いは運命だ。
「信じてもらえないかもしれないけど最初の夜、打算的な感情はなかった。百音は酔ってたけど、俺の写真見て昔と同じように素敵だって言ってくれた。あのスミレとツユクサは色味は違うけど雰囲気や構図は似ていたって百音は気づいてないだろな。
本当にあの時のままだなって思った。そうしたら、まだ帰したくないって思ったんだ。眠ってる百音を撮ったのは悪かったけど、幸せそうな顔を見てたら我慢できなかった」
だから仕事選べるようになってからは人は撮らないようにしたんだ。きっと納得できないからね。だから、もし次に百音に出会えたらどんな手を使っても絶対に捕まえようと思った」
「ここは、私が近くに住んでるって知ってたの?」
「いや、あの夜の出会いは本当に偶然だったし、ポスターを見てる百音を見て夢かと思った。三年くらい前から、名前を出さずにいろんなギャラリーで小さな個展を開いてたんだ。アキだと気づかれないようにイメージも変えてさ。
それで学祭みたいに百音がふらっと立ち寄って、そこで出会えたら運命だなって」
彼の話が本当なら、あの出会いは運命だ。
「信じてもらえないかもしれないけど最初の夜、打算的な感情はなかった。百音は酔ってたけど、俺の写真見て昔と同じように素敵だって言ってくれた。あのスミレとツユクサは色味は違うけど雰囲気や構図は似ていたって百音は気づいてないだろな。
本当にあの時のままだなって思った。そうしたら、まだ帰したくないって思ったんだ。眠ってる百音を撮ったのは悪かったけど、幸せそうな顔を見てたら我慢できなかった」