Lingerie
「隠すなっ、」
「っ……」
せっかく綺麗なのに隠すなよ。
恥じる部分なんて一つもない。
むしろ……自慢に、誇っていい。
「…触りますね、」
「っ……」
気が付けば言葉より早く指先に彼女の羞恥の鼓動と熱を感じ取っていた。
きめ細やかで白く柔らかい。
アンダーからトップへの曲線の美しさ。
大きさも形も柔らかさまで理想通り。
理想以上かもしれない。
「っ…九条くん、あのっ、」
「背筋伸ばして、」
「っ?!」
抵抗の後の展開であったために普通に座るよりも後ろに重心があった彼女。
それでは本来の在り方が明確でないと仕事モードにその指示を口にしたと思う。
ここまでくればさすがに彼女も懸念していたような時間ではないと理解してきたようで、戸惑いながらも羞恥の色はやや薄れたように感じる。
そんな頃合いにベッドから降りると、たまたま持ち合わせていた彼女の為の下着が入った紙袋を手にすぐに戻る。
一体何なのか?
そんな疑問に満ちた眼差しで見つめ上げてきている彼女の前に持っていた袋を静かに置くと、
「つけてください。多分サイズは合うはずです」
そんな一言を補足させれば中身の予想はついたらしい。
それでもカサリと指先で袋の中身を確認した彼女が半信半疑の声音を響かせる。
「九条君の…デザイン?」
「ミモリさんのです」
「…はっ?」
「ずっと、見てたんです」
「っ……」
「服の上からでもはっきり分かるくらい俺の理想通りの身体だったから」
こうして直に肌を見て触れたら理想以上の体でしたけど。