Lingerie
今だって誘惑される、魅了される、もっと触れて忘れぬように、焼き付けるように一晩中でも触れていたい程。
抱きたいなんて……余計な欲まで疼いてしまう程。
うっかり見つめていればさっきとは違う感覚でその身体の魅力に逆上せ始めて、そんな自分に危機感を覚えると急いで本来の目的を回帰させる。
「ずっと、あなたの身体に俺の下着をつけさせてみたかった」
そんな俺の抑制の為の切り替えと本来の目的の一言に、どこか気が抜けたような姿の彼女がポツリ、
「体目当てってそういう事か」
まあ、懸念したような目的の欲もありましたとも。
今も酷く危うく疼いて、気を抜いてしまえば押し倒して口づけて、白く柔らかい肌に自分の独占欲を刻みこみたい程に。
そんな欲求を差し替えるように、紙袋から下着を取り出すと彼女を引き寄せその身に自分の欲を纏わせる。
無防備で傷つきやすい肌を装飾するように丁寧に紐を通して背中で止めて。
形を整える為に再び素肌の胸に指先を這わせればほんの少し堪えるように息を止めた彼女にジワリと身体が熱くなる。
このまま……押し倒したい。
押し倒して口づけたらどれだけ余裕がなく甘い息遣いや声を響かせてくれるのか。