Lingerie




そんな葛藤を振り切るように、

「……やっぱり、最高ですミモリさん」

意識を無理矢理理性的な自分に引き戻す。

焦るな、早まるな。

独占欲を刻みたいのなら今できる最大のそれを彼女に刻んだ筈だ。

いや、身に纏わせた。

「これからは、俺の作った下着だけを着けてください」

「っ……」

囁く様に耳に吹き込んだけれど、これはお願いじゃなく命令に近い。

俺の最大限の所有印。

例え体の欲や熱を共有することで独占出来ずとも、彼女の全ては俺のモノだと示す様に。

俺の代わりに彼女の素肌に触れて、いつだって俺を一番強く近くに感じていればいい。

体の内側から縛るのは彼女の好意を引き出してから。

だから……

「っ……九条く…」

「何もしません。……でも、抱きしめて眠ってもいいですよね?」

「っ……何それ………甘えっ子みたいな」

彼女体を引き寄せ腕の中に収めながらベッドに倒れ込むと、一瞬その目に焦りを見せた彼女にその焦りは不必要だと補足する。

そんな一言に取り繕い、平然だと見せたいらしい彼女が俺の行動を子供扱いする事でそれを示したつもりらしい。

でもお嬢さん?顔真っ赤なんですけど?


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